日本SGIは3次元地図アプリケーション開発ツールキット「GEO-Element」の機能強化を発表しました。ウォークスルーやフライトスルーの視点で地図を参照できる点などが特徴。
日本SGIは、販売を開始した3次元地図アプリケーション開発ツールキット「GEO-Element」に対して、新たに航空写真や衛星画像データ、および国土地理院の標高データを扱えるよう機能強化しました。
今回の機能強化にあたり、GIS(地理情報システム)ツールベンダーであるシーズ・ラボが持つ3次元可視化コンポーネント「GeoCompo」を組み合わせ、地形データ、航空写真、衛星画像を取り込む機能を追加した。これにより従来「GEO-Element」で表示していたジオ技術研究所の3次元地図「Walk eye Map」の情報に加え、同データの整備範囲外の区域や空き地などのエリアも、実写真と変わらないほどのクオリティで3次元地図および日本全国の地形表示を実現する。
▼GEO-Elementの特長
既存のアプリケーションにも組み込みやすいライブラリでの提供
・一般的なPCで大規模な地図領域の表示が可能
・外部形状データとしてOBJフォーマットをサポート
・アプリケーションを構築後、そのプログラムの再配布が可能
GEO-Elementは、高精細な3次元地図を一般的なPC上で高速かつ高品位に表示させるアプリケーション開発キットです。
3次元地図には株式会社ジオ技術研究所製の「Walk eye Map(R)」を用い、日本SGIが長年培ってきたノウハウの1つである3次元高速地形表示エンジン「Soarer(R)」をベースに、3次元地図アプリケーション開発キットとしてご提供しています。
GEO-Element
http://www.sgi.co.jp/solutions/visualization/geo/